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約一年ぶりか。〇中先生と稽古させて頂いた。
先生は約半年の入院生活の後、自宅療養を経て年末より再び道場に立たれた。 「林、やろかー。」 自分の中で少しの遠慮があったので、掛かるのを控えていた。 もし、身体接触の瞬間の衝撃で転倒でもさせたらと考えていたからだ。 しかし、そんなことは何の心配もなかった。 逆に失礼をしてしまったと反省している。 初太刀の面は打ち切ったが先生の身体は胴にさばいている為に面は決まらず、 抜けきったが不十分。 約10分間の稽古の中に、有効打突は出甲手の一本を打たせて頂いたのみ。 先生の技は冴えた打ちで、刀の振りである。 何度も体当たりで撥ね返され、三殺法で身動きが取れない。 本当に病み上がりなのか? 顔も体も痩せている。恐らく、本当に病気であろう。 ここで気付く。修行の違い。 体幹のぶれがなく、足の裏が地球と一体になっているのだ。 年齢は半分、剣道の実力も半分、根性も半分、修行の内容は半分以下。 打てるわけが無い。 剣道は、気の勝負。気は人生経験で培われる部分も大きい。 病気から立ち上がろうとする時、人間の底力が出るらしい。 先生は自分で「もう良くはならないよ」と言っていた。 命を惜しまず稽古に励むとは、この事なのか。 そんな覚悟を決めた人間に温室育ちの五体満足の人間が太刀打ちでけるはずないよな。 俺の剣道なんて、稽古じゃない。ただの運動だ。 情けなくて涙が出てくる。 怪物が言っていた。「もっと剣道に真剣に取り組まなあかん」と。 真剣か・・・・。 僕は、口では難しいこと言うてるけど実際は、そんなに真剣に取り組めてないんやな。 〇中先生にお願いして大切なものを気付かせて頂いた。ありがとうございます。 不惜身命・・・身を惜しまず、心を惜しまず努力をする。 本当の意味でここまで行き着きたいと思った。 明日は、岡山県の昇龍旗大会の見学。少年剣士のエネルギーを感じ、 躍動感溢れる剣道を楽しんでこようと思います。 PR |
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