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【2025/06/17 15:36 】 |
僕にとってほんまにゴールデンなウィークでした。
                                                          
hayasi.jpg                                                                                                   
4/29から5/5までの一週間、京都で高段位審査会と剣道・居合・薙刀・杖道の演武大会が開催されました。

まずは、自分の立合の感想を述べさせて頂きます。

今年は、東の17番目の立合でした。
お相手は、東京の女性でした。
立ち姿も立派、構えも端正であり、剣先に力を感じました。
お互いにしっかりと発声( 相手の方が大きかった ) し、詰めていくこと数秒。
我慢しきれずに面に飛ぶ。いなされる。
相手が誘いから甲手に来るが、あわてながら打ち落とすのが精一杯。
すっと離れて間を切る。
そしてまたまた間合を詰めていくと相手がすっと間合に入ってきた。
チャンス!!
思い切って面に飛ぶ。
ぱっぱん。
相手の竹刀に自分の竹刀が乗ったと思ったらその相手の竹刀が綺麗に僕の胴を切る。
審判員の手が一斉に上がる。
チャンスと思って飛んだつもりが、我慢をし切れずに出てしまっただけの事でした。
毎回の稽古の課題であり、自分の長所(真っ直ぐ思い切って打つ)であり、短所である。
気持ちいいくらいに、血飛沫が出ないような、スパッと切られる感覚でした。
まさに玄妙。
二本目、すぐに間合が詰まりました。
そこで考えた事は、一つだけ。
もう一度、真っ直ぐの面。
なぜでしょう?僕は勝つことにまったく欲が無く、真っ直ぐの面を捨て切って打てればそれで良いんです。
ただ、面を澱み無く打つ。
それだけなんです。
結果は引き分け。
面を打てた事で納得。
ありがとうございました。

立合の後に嬉しい事がありました。
去年のお相手がお土産を持って挨拶にきて下さいました。
写真とお礼の手紙を送ったのですが、そのお礼にと来て下さいました。
今年は東西で一試合のずれで試合をしていたので、
お互いの立合を見ていましたのでその話をしました。
ほんとうにありがたいし、これが京都大会ですね。
一期一会の気持ちで立ち合った相手と、また再会し思い出話に花が咲く。
素晴らしい日々です。
若い人達はあまり出ていないのですが、こういった楽しみ方もあるよと伝えたいですね。

そして、最高の喜び!!
金曜日の稽古で御一緒させて頂き、また道場にも稽古に行かせて頂いております、中田君の師匠の
八木克潔先生が見事!剣道八段に合格されました。
先生のお父さんは滋賀県警察の剣道師範で剣道範士八段八木謙一先生(武専卒・故人)です。
親子で八段、凄いです。
先生には、3年くらい前からよく稽古をつけて頂いています。
身長が高く、背すじがすっと伸びて、端正で迫力のある構えから澱み無く真っ直ぐ面に飛ぶ。
その姿は3年前から八段の風格でした。
その取り組みたるや、いっさいのぶれも無く、ただただ面の一本に懸けるものでした。

東海大学の御出身で、同期や先輩などの仲間の先生方にも八段が多数おられます。
正直、相当なプレッシャーの中での審査への取り組みであったと思います。

昔、先生は言っておられました。
『家庭や仕事、いろんなものを犠牲にしたり、かえりみずやらな取れない八段ならいらない。』
先生は、家族や仕事、道場や同期会、様々な事をしっかりと守りながらやってこられました。
香川の先輩八段が、『この時期のいろいろな世話役を毎年毎年やってくれて感謝している。その御褒美をむらったんやな。』と。
先生は、毎年この時期になると鯖寿司を持って走りまわっておられました。
お父さんの代の先生に挨拶、自分の先生に挨拶、大変でしょうが、やりきっておられます。
OB会の幹事もやり、立合いもやり、稽古会も参加し、地元の祭りも重なり。
ほんとうに素晴らしい先生です。

昨日も昇段後初の稽古を頂きました。
初太刀の相面に全てを懸けて。
稽古後、先生は笑いながら言ってました。
『あれでいい。両方合格やな。』

見事に相気からの相面でした。
嬉しい気持ちで稽古しました。
次からは、掛かる気持ちを今までの倍にしていかないと。
先生はどんどん強くなられますので。
立場、段位が剣道を強く立派にします。
今後も怪物同様、目指す剣道の見本として、お願いしていきます。

時間が足りずに書き切れなかったですが、もう一つ。

岩手からの出場者が何名かおられました。
うちのお客様もおられました。
被害の大きな地域からの来京で、大変であることは明確です。
剣道に懸ける情熱で、復興の力になられている方々がおられる事は、大変素晴らしく、
光が指してきたのかなと嬉しく思いました。
そのお客様は、やっと剣道が出来るようになってきたが道具が流されてしまい、
出来ない人がいると。
防具屋もまだまだ出来ることがあるなと思いました。

剣道の復興、それは町の復興であり、国の復興であります。
来年はもっと沢山の東北地方の方々が来京できるようになっていればいいな。
そのためには、僕達ももっともっとやれることがあると思います。
剣道には、それだけの力があります。

小さいことからこつこつと。
自分の手におえる範囲でもみんながやれば大きいものになりますもんね。




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【2011/05/07 11:47 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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