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24日から26日まで岩手県の工場に出張してきました。
従業員の方々の元気な姿を拝見し、安心しました。 24日の新幹線、東京駅で社長推薦の深川飯を買い、ホームにて並んでおりました。 ふと、後ろを向いてみると、剣道の防具を担いだ方がおられました。 よく見てみると、青森県の工藤八段ではないか! 71歳で八段合格、理美容のお店を経営され、今もなお、現役でカットをされています。 眼光鋭く、背すじの伸びたお姿に、生涯剣道のあるべき姿を見ました。 ドアが開いたので新幹線に乗り込みました。 そうしましたら、なんと後ろの席に工藤先生が! これは、挨拶をせねば。 「先生、私こういう者です。」と名刺を差し出した。 先生は、少々びっくりされたが、前日の全剣連の稽古会に出席し、若手と猛稽古をやった話、 今朝の講談社野間道場での稽古の話、毎日の朝稽古の話を二戸までの道のりでお聞きする事ができた。 僕は、日本全国の八段の先生を顔と名前が一致するように、日々本を読み漁ったりしている。 今回の工藤先生は、理容師界最初で最後だと言われる剣道八段であり、71歳という高齢合格者です。 剣道雑誌でもとりあげられておられたのでよく知っていた。 警視庁の先生方との関係や関東の強豪大学との関係、そしてあの超名門道場水戸東武館との 深い関係の秘話、八段合格の為に千葉の岩立先生の松風館に稽古に通ったお話等々、 大変貴重なお話を聞かせて頂きました。 先生は、僕より一駅先の八戸で降りられるとの事。 今日も帰ったら稽古だと言っておられた。 「剣道は、やっぱり面。真っ直ぐ澱み無く面に行くんだよ。」 自分の実践している剣道と同じであった事に、嬉しい気持ちになりました。 40年後に先生の言葉を思い出しながら剣道が出来ていればすごいなとおもいますね。 帰りの新幹線。 またまた、面白い出会いが。 足利市にお住まいの斉田さんたる剣豪の歴史が大好きな酔っ払いのおじさん。 二戸で乗った席の隣の席に、ブラックニッカの瓶をストレートで飲み干すという酒好きの方。 時折、窓の外を見ながら「最高や、うんうん、・・・・。」と独り言を言っている。 僕は、酔っ払いのおっさんやなーと思いながら駅弁を食っていた。 食い終わって暫くして腹の馴染んだ頃に、静かになっていたこのおっさんが 突然、僕の肩を掴みながら「失礼!あなたはラガーマンですか?」 と聞いてきた。 剣道ですと答えると、けっこうノリノリになっていろいろな質問をしてきたので、 僕も調子に乗って話していた。 足利市の有名な画家の記念館に千葉道場の紋が掲げられているという話を聞かせて頂き、 ぜひ一度足利に遊びに来るようにと誘って頂いた。 その画家が、千葉道場で修業をしたとの事でした。 よく聞いてみると、斉田さんは新幹線のレールの下の土台を作る仕事をしており、 その技術を持った人間は、日本に6人しかいないらしい。 その1人ということです。 そして、独り言を言っていたのは、窓枠の振動から読み取れる土台の出来具合に対しての 言葉であったとの事。 納得。最高やー言うてはったな。 上野駅で別れたが、一緒にビールをコップ一杯飲んだために、京都を寝過ごしそうになった。 長い新幹線の旅でありましたが、飽きる事無く往復できました。 ほんまに偶然ですけど、面白いですね。 斉田さん、電話番号まで教えてくれました。 いつでも、かけて来て。・・・・・・て、家の電話やん。 このおっさん、青森に単身赴任してるて言うてたぞ。 かけてもいいひんパターンやな。 縁があれば、また会えるでしょう。 PR |
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