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最近、怪物の潜む県警本部地下道場でお宝DVDを発見した。 それは、京都の井上九段に滋賀県の八段がかかる映像でした。 正確には、奈良の千葉先生を含む6名の八段がかかる六人掛けです。 この映像は、いつのものやもわかりませんが、衝撃的なものでした。 内容としては、地稽古→打ち込み→切り返しです。 これを一人約二分で行うような感じでした。 井上先生は、以前に二度ほど僕の車で武道センターとご自宅を往復したことがあり、 その時の印象は、柔らかい人柄で、なんて面白いおじいさん(失礼)なんやと思いました。 剣道の技術についての話などいっさいなかったと記憶しています。 京都の先生方の癖の話や得意技の話をたくさんお聞かせ頂きました。 もう、5年以上前の話ですが。 何が衝撃だったというと、かかり手の八段の方々が必死で打っていっているのです。 怪物も、S先生も、T先生もK先生も首藤先生も。 ちょっと失礼ですが、金曜の稽古でかかっている人達と同じように見えました。 一つ、大きく違う点に気付きました。 僕達がかかっている姿を見ていると、『縁』が切れているかかり方である事。 自発的に縁を切り、休むという稽古になっています。 しかし、八段の先生方のかかり方は、縁が切れていない。 井上先生が間合いを切って、構えを解かれた時は呼吸を立て直すために構え直しておられたが、 それ以外の場面では、旺盛な気力でいつでも打突出来る状態でした。 かかるというのは、礼から礼までの間に自分の持つ力を惜しみなく吐き出す事が大切と習いました。 技を惜しまず、声を惜しまず、心を惜しまずかかりなさい。 恩師はいつも言っておられました。 この映像を見て、惜しみなくかかって行く八段の姿に感動しました。 八段合格してもなお、かかる稽古は大切なんだと。 七段を目指す僕の稽古は、ある意味この六人掛けよりも厳しく激しいものでないといけない。 そう思いました。 思うのは簡単、やれるかどうか。 ただ、井上先生にばしばしやられている怪物の姿にすこし笑みがこぼれた僕。 これは、口が裂けても言えないぞ。 PR |
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