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【2025/06/03 06:53 】 |
久しぶりの金曜稽古会。
久しぶりに金曜稽古会に出席、三人の八段に稽古をお願いしました。

四国の出張、東京の出張と続きました。
防具がカラカラになるほど稽古をしておりませんでした。

なんで、体と心が稽古を欲している状態で臨む事が出来ました。

昨日の八段に掛かる時の共通の課題は、打てば決まる技で掛かる事でした。
つまり、力一杯掛かるという形を維持しながら、有効打突になる機会と体勢と気勢の時にのみ、捨てて打つ
という事です。

まず、怪物にお願い。
礼の前に、つかつかと歩み寄ってきて「この甲手、手の内が内側に巻いてくるぞ。なんやこれ。」と。
僕も「どこの防具屋の修理ですかね。」と。
そんなやり取りをしかけてくる。
揺さぶりをかけてくる。

初太刀、ここで失敗。
いつもなら、発声からじりじりと親指で床を掴みながら1mmまた1mmと間を詰める。
そして、二人の中でせーのと言って両方が面に飛ぶのだが、今回は少し詰まりすぎたと感じ、
3cmくらい右足を引いてしまった。

その瞬間に怪物の鋭い面が一閃。
出遅れた僕は、とっさに合わせたが間に合わず。
完全に先を取られてしまった。

打たれた感触は無い。
それよりももっと悔しい気持ちに。
一番大切な初太刀を出遅れてしまう事は、掛かる稽古では最低の事。

どうにか気持ちを作り直していかないとと思い、背すじをすーと伸ばして顎を引いてみる。
背の低い怪物の面布団の天辺が見える。

自分の体幹が頭から足の先まで一本になった感覚。
そこからは真っ直ぐに面金の縦金を沿うような打ち方で出る事ができた。

最後は、見透かされたように抜き胴。
自分の竹刀が空を切り、振り下ろした剣先が床を叩いた。

次にS先生に掛かる。
今度は、初太刀の面がうまく出れた。
有効打突にはなってはいないが、お互いに面から腹で当たる感覚での身の寄せだったので、打ちきれたいると思った。

柔らかく柔らかく動く剣先、先生の柔らかい剣遣いに迷いと惑いが生まれる。
ほとんどの人が、先生の竹刀の振りに注目しているが、本当に怖いのは足。

じっと見ていると、ほとんどその場から飛んでいる。
しかも、こぶしが動くほんのコンマ何秒前に右足が浮き、攻め足が出来てしまっている。

遅れて足を出している僕の面が先に当たることは絶対に無い。
つまり、先生に掛かる時は、上半身のスピードよりも攻め足の決まりを早くしないと打てない。

最近それに気付いたので試しています。

今回試した技は、二度甲手を攻めて(払い甲手、下からの甲手)おいて三度目の攻め(打つふり)からかついで面。
なんとか成功。

その技の前に一本、出甲手を打っておく(たまたま当たったくらいの方が良い)とより効果的なので、
こわごわ打っておいた。
これも甲手をかわしたくなる気分にさせる一つの布石になったのではないでしょうか。

ここだけがぼくの見所だったと思います。

最後は、先生の顔つきと左腰の入り方からして絶対に面と見たので、こっちも得意の間合と出足で勝負をかけるとしようと思い、しっかりと作って面に。

読んでいるようで読まれているのが実力の差。
先生の剣先が先革一つ下がったので出るのを躊躇した分の出遅れでばっくり面を頂戴。
強さの一つに、相手にいかに四戒を起こさせるかがあると思います。
先生にはいつもそれを感じながら稽古を頂いています。

最後に八木先生。

聳え立つ大きな山に立ち向かって行く心境は、いつもと同じ。

静と動をしっかりと表現。
静かでかつ張り詰めた攻め合いから捨て切って面に打ち込むという剣道の一番の醍醐味である部分をここでまず味わう。

京都大会でも審査でも、この部分がいわゆる大トロの部分であるのは間違いない。
ここは、お互いの一番好きな瞬間と勝手に理解している。

先生が審査に向けて稽古を積まれている時からそれは変わらない。
先生の二次の初太刀にしっかりと現れている。

暫くして、自分自身の気分が待ちになりかけているのを感じた。
気分を変えてみようと思い、甲手を打ってそのままでなく、そこから少しかつぎ気味に面に。
少々軽いが打ち切れて、気分が変わった。

そこからは、中心の取り合いの末にお互い面というのが続いたが、一瞬の出遅れを感じながらの出足に、
稽古不足の感が。

ここでひと工夫。

いつもは、左足を動かさずに打ち出す面ですが、ほんの数ミリ左足を前に進めてみる。
すると前傾姿勢だった自分の上半身が起き上がり、身長の高い八木先生の突き垂に目線が合う。

竹刀で突くので無く、こぶしで突くイメージで面に出る。
どちらが先かはどちらでも良くて、それよりも中心を割って打てているかが問題。

打った後は先生の向こう側3m抜けて振り返り残心。

ここは、考えようでは究極の基本打ち。
魂を込めて、声を吐き切って、一本の面に懸ける。
基本練習では絶対にこんな心境では出来ない。

以上が昨日の稽古の成果と感想です。

しかし、なぜ出遅れるのか。

わかっています。

稽古中にこんだけの事↑考えてるからや!(オチ)



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【2011/09/10 14:16 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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