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去年、滋賀県の警察学校が新築された。
同時に新校舎の増築で新道場ができた。 道場とは、もともとお坊さんの修行の場がであると言う。 神聖な場所なのだ。 神棚も置いてあり、稽古の前後には全員がそこに向かって礼をする。 心身共に鍛える大切な場所である。 新築に伴い、旧の道場は取り壊されるという。 この道場は、長い歴史があるのだ。 滋賀県の平和を守る警察官が剣道の稽古(訓練)をしてきた場所。 多くの剣士を輩出した道場である。 聞くところによると、剣道範士の長田為吉先生が床板を探してこられたとの事。 そして、八木範士(故人)林範士(故人)の両先生もここで修行をされたと聞く。 滋賀県警察の新拝命者の全員がこの道場から巣立っていったのだ。 そんな、由緒ある道場である。 現在現職の警察官は当たり前だが、退職者の中にもこの取り壊しを惜しむ声が多い。 剣道八段の名誉師範(怪物)をはじめ、教官や特別訓練生経験者など、 血と汗と涙をこの道場で流した者達は、ひじょうに寂しい思いをしている。 二年ほど前に、この道場で稽古をさせて頂く機会があった。 当時の教官の川〇先生に稽古をつけて頂いた。 高千穂高校出身の猛者である。 剣道特練時代は僕は、高校生であった為に雲の上の存在であった。 教官になられて仕事でご縁を頂き、稽古に参加させて頂いた。 この道場には、僕の汗も一滴くらいは沁み込んでいる。 この件で良い話を聞いた。 現在の教官本〇先生はこの道場の床板を、切り抜いて上座(先生の席)に置こうと思っていると。 その話の時に「道場を受け継いでいく」と言われた。 僕は感動した。 「受け継ぐ」とは、歴代師範や剣道特練生の魂、巣立っていった警察官の心意気、 これから本物の警察官になって行く者達の修行した足跡を残していく事なんだ。 これから新しい道場になっても、滋賀県警魂は確実に受け継がれていく。 こんな教官が指導するのだから滋賀県警察の未来は、安泰である。 教官は大阪体育大学の出身。 納得である。 PR |
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