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【2025/06/07 13:34 】 |
苦しい時こそ。
またまた台風で多大な被害をこうむっている日本列島。
自然の力の前では人間の力なんて本当に・・・。

地震にはじまり大きな台風の連続。
発電所については、人間の作ったものを人間の力でなんとも出来ないところまで。

東北の方々には本当にがんばって頂きたいと思っていました。

そんなさなか、一箱のももが福島県から届きました。

二年前の玉竜旗で出会ったおかあちゃん。福島県伊達市のもも農家のおかあちゃん。

現在は、山形に子供と一緒に避難している。
このおかあちゃん、めちゃめちゃよく喋るし元気やし、話していると元気が湧いてくる。

僕自身、会ったのは一回きりで、その後は電話で数回話しただけ。
なのに、去年も今年も自分の家で採れた桃を送ってくれた。
本当においしい桃です。

去年は、食べた従業員の一人が欲しいと言うので追加注文をしました。
僕は、実は果物が苦手で、あまり食べないのですが、この桃は本当においしかったです。

そんなやり取りがあって、地震の直後には『生存の確認です!!!』
と、電話をしたら『無事、元気でやってますよー!!』と返ってきたので本当に安心した。

息子は剣道が大好きで、本当に礼儀正しい子。
山形の強豪中学校で頑張っているとの事。
発電所の事故の影響で大変だが、子供にはなんとしても剣道をさせたいという親の気持ちに
本当に感動した。

地震の時、正直、今自分のすべき仕事をしっかり頑張ろうと思いました。

桃が届いた時、そんな自分が恥ずかしくなりました。

『林さん、今年はいろいろあって大変でしたけど、何とか収穫できましたよー!食べてくださいねー!』
山形と福島を行ったり来たりして、必死で農作業をしたらしい。

僕は地震の影響をじかに受けたわけじゃ無いし、遠く離れた場所で大変な事が起きているという感覚。
そんな時、おかあちゃんは一生懸命に農作業をして、こんな僕に桃を送ってくれた。

自分の事が大変で、家族が大変で、地域が大変で、家業が大変で、そんな時に僕に桃。
想像を絶する苦難の中、僕に桃を。

苦しい時に他人の事を気遣い、考えられる人ってすごい。

自分のすべき事をしっかりやるのは当然で、おかあちゃんはその上で周りの人たちに桃を送っている。
しかも、被災地の人間やのに。

箱の中には一枚の紙、県知事のメッセージが。
『この桃は、放射能の検査を行っており、基準値を下回っております。』

おかあちゃんも『安心して食べてくださいね。おいしいですから。』

関係ない!従業員一同、感謝して頂きました。

今回の台風で被害を受けた地域のテレビ中継を見ながら、ふと思い出したので書いてみました。

自分が同じ境遇にならないとは限らない。
そんな時、自分は他人の事を考えられるのか。

おかあちゃん・・・本当にありがとう。








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【2011/09/21 23:29 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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