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【2025/06/06 14:53 】 |
障害者武道。
昨日、僕は素晴らしい出会いをさせて頂いた。

空手道の先生で草津市にお住まいのF先生。
障害者武道の先駆者として活躍されている。

先生は、産まれつきの障害者である。
極真会館に入門、その後様々な武道を体験し現在は武道を究極のコミュニケーション法として捉え
障害者の方々にも充分に楽しく体を鍛えられるという障害者武道を確立されました。

健常者を含む200名近い門下生を抱え、日々の稽古指導にがんばっておられます。

障害を持った方が武道なんて出来るはずが無い。

最初の頃は、どこへ行っても相手にされず。
苦しい時期が続いたのです。

しかし先生の努力の成果、徐々にではありますが、やってみようという方々が出始めたとの事。
先生は「寝たきりでも出来ますよ。」と笑う。

自身の苦しい少年時代の話、障害のせいでいじめにあって、どうしたら自分で自分を守れるか。
本当の強さとはなにか。
こんな体でも強く生きていかなければならないという現実。
そこに、今の活動の原点があるとのこと。

勝敗にのみに拘る武道は本当の武道やなかけん。
争いを起こさないのが本当の武道やけんちゅうてですよ。
と、九州弁で話しておられた。

道場の片隅に先生の書かれた道場訓と一緒にこんな文章が。

『心訓 山より高き 父の恩 海より深き 母の恩 知るこそ 道の 始めなり』

道とは、自分の選んだ進むべき道なのでしょう。
どんな生き方でもまず、親や先祖に感謝することが第一歩であるという事なのでしょう。

親は、ものを言えない、自分で歩けない子供を自分の懐に大切に抱きかかえて守ってくれます。
人間は、誰しも最初はそうなんですよね。
生きているんじゃない、生かしてもらっている。

そんな素晴らしいお話を聞いて、少々うるうる。

先生の障害者武道の普及と発展の為に、僕は何が出来るんだろう。
そう考えた時に、やっぱり用具の開発くらいしかないなと思い、先生に提案してみました。

手足が不自由な方でも簡単に着れて、しかもずれたりしない武道着を考えます。
先生は大喜び。

期待を裏切らないように最善を尽くそう。

健常者しか出来ないなんて本当の武道やない。
障害者の方だって大きな希望と可能性を持っているという先生の言葉に、
武道具屋としての使命感が湧いてきたのでした。






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【2011/06/10 16:56 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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